未経験者がフランチャイズで独立開業する場合の注意点

個人でゼロから起業、独立開業する方法とは別に、フランチャイズビジネスを利用して独立開業を目指すという方法もあります。フランチャイズビジネスの良い点としては、未経験からでも事業を成功させられる可能性があること、一定の成功を収めている経営方針や事業戦略などを伝授してもらえることなどです。いわば経営に関する経験がない方の場合でも、フランチャイズの仕組みを活用して独立開業することが可能になるというメリットがある訳です。今回は改めてフランチャイズビジネスの仕組み、気を付けておくべきポイントなどをご紹介していきたいと思います。

フランチャイズビジネスは未経験からでも始められる

フランチャイズビジネスとは世の中で一定の成功、収益化が出来ているビジネスモデルであり、自らもその仕組を利用して独立開業が目指せるという点に特長があります。加盟者が未経験であったとしても、これまでに培った経営ノウハウ、実績をもとに、起業から安定経営に至るまでをサポートしてもらいながら、経営力を身につけていく事ができるようになっています。開業当初の不安要素が少なくて済み、商号や商標も活用できるといった点においても、ある程度の知名度、集客数、信頼性が期待できるので、未経験からでも取り組みやすい仕組みとなっているのです。

フランチャイズビジネスで起業する前に、気を付けるべきポイントとは？

フランチャイズビジネスで起業する前には必ず3つのポイントをチェックしておく必要があります。

(1)起業するために必要な協力者を得ること
(2)物件の立地条件、家賃などの相場を確認して予算内に収まる店舗を確保する
(3)資金繰り、経費、収入などに関して、きちんと計画を立てて計算しておく

この3つのポイントは最も基本であり、経営を継続していくにあたっての重要な事柄です。世の中にある様々なフランチャイズビジネスを検討する際には、しっかりと生の情報を把握し、現実的な計画を立てることから始めましょう。

起業、独立開業後も発見、改善、検証の繰り返しが重要

どのような事業においてもそうですが、必ず成功するビジネスというのは残念ながら存在はしません。これはサポート体制が整っていると言われるフランチャイズビジネスにおいても言えることです。リスクが少なく参入がしやすい、というメリットだけに囚われてその先を見失ってしまうことは危険です。継続して売上、利益を上げていくことを考えるのならば、日々顧客の姿をリサーチし、自らの商品の価格帯やそれに見合うサービス力、競争店との差別化の有無などを考え、スキルを磨き、一歩先の未来を見据えて計画、行動していくことが求められるでしょう。

（寄稿者：nonnoさん）