独立を決め、脱サラしてしまう前に「徹底準備」すべき10のこと
起業、独立開業にあたっては、何かと準備すべきことも多くなりがちですが、脱サラする前からでも準備しておけることはたくさんあります。実際に事業、ビジネスがスタートしてしまうと、一気に気持ちも忙しくなってしまいますので、できれば会社員時代から計画的に準備できることは、進めておくのが良いでしょう。今回は脱サラの前、会社員時代に準備を進めた方が良いことについてご紹介していきます。
手がけるビジネスプランの成功確度を高めるために
もし脱サラする前にビジネスプランが決まっていたら、ビジネスプランの成功確度を高めるために、競合やターゲットに関するリサーチ、対応方針の検討を行っておきます。
【1】競合他社のビジネス状況を知る
自分が参入を検討している市場、業界の同業他社で成功しているところと、そうでないところについて、数字と感性の両方の視点からリサーチをします。数字面から成功している原因、うまくいっていない原因などを分析したり、休日などを利用して、現場を見学に行くことで感性を養う、課題をみつけることも大切でしょう。
【2】成功者が成功できた理由、ポイントを知る
自分が参入しようとしている業界で成功した人について、インターネットや書籍で研究をします。もちろんできれば、実際にその成功者の人に会いに行って、成功できた理由やポイント、コツや注意点などの教えを請うことも良いでしょう。
【3】商品やサービスをリサーチ、検証する
自分がこれから扱おうと考えている商品やサービスについてのリサーチを行います。本当に売れるのだろうか?について、様々な角度から客観的な視点で検証を進めていきます。できれば、対象となる顧客、消費者の生の声をリサーチし、サービスの企画や改善に活かすのが良いでしょう。
【4】許認可や契約に関する手続きを知る
ビジネスプランや業種によっては、許認可の手続きが必要となる場合もあります。このあたりの作業は物理的に時間が必要となりますので、脱サラの前から余裕を持って、詳細について調べておく、進められるところまで進めておくというのが大切です。
【5】ビジネスプランをしっかり立てる、改善していく
起業、独立開業をして成功するかどうかはビジネスプランの成否とその実行にかかっています。初めての起業、独立開業であれば、緻密にビジネスプランを立てておく必要があります。事業計画書をきっちりと書いたり、関係者の意見、アドバイスを受け入れたりして、ビジネスの精度、成功のための確度を高めていきましょう。
【6】今後必要となる知識を身につけておく
起業、独立開業するためには様々な知識が必要となります。特にリスク管理の知識は後回しになりがちですので、起業、独立開業に関するセミナー、勉強会などに積極的に参加して経営学や経済学、マーケティング理論、法律学なども学びましょう。また、現代ではインターネット、Web関連の知識も必須となってきていますので、しっかりと知識と実践力を身につけていきましょう。
【7】業務効率に関わるスキルアップをはかる
事業やビジネスの業務において、必要とされるスキルや人を管理するためのスキルを高めておきましょう。限られた時間で最大限の効率を上げることは資金面からも重要なことです。起業、独立開業して成功するかどうかを左右するポイントでもあるので、業務効率のアップ、改善に係るスキルを学んでおきましょう。
【8】ビジネスに関わる人脈を拡げておく
実際にビジネスを始めると人脈が広いことは何かと有利に働くことも多いため、可能な範囲で人脈を拡げておきましょう。手軽なところでは、セミナーに参加してみたり、ソーシャルメディアを利用して交流してみるのも良いでしょう。業界団体や地域の経済団体に加入したり、顔を出してみたりするのも1つの方法です。
【9】起業・独立開業の資金を準備、確保する
事業計画書を作成すれば、どれくらいの資金が必要となるかもはっきりとしてきます。資金の準備の仕方としては、まずは自己資金の準備から。それでも足りない場合には、出資や借り入れ、助成金や補助金の受給も検討しなくてはなりません。自己資金以外の資金確保には時間とルールに基づいた手続きが必要です。時間に余裕のある段階でしっかりと学ぶべきは学んでおきましょう。
【10】自身の健康と体力、精神力を充実させる
創業期の事業やビジネスがスタートした段階では、自分自身が体を動かして行動していくことが何より必要になります。そのためしっかりと体力をつけておくこと、健康を維持することは重要な問題になります。最終的に頼りになるのは自分だけになるので、何がなんでもやり通すという気持ちも大切。体力と健康、加えて強い精神力を養うように心がけましょう。
-
近年、「一人起業」「一人独立開業」というケースが増加の傾向にあります。特にコンサルタント業やWeb関連のビジネスでその傾向は顕著となっています。こういったビジネスは立ち上げやすく、仕事...
-
独立開業には何かとお金がかかるもの。特に創業当初は売上げも思うように立ちづらく、資金的にも余裕がないという人がほとんどです。そんな時に出資や融資を受けるのも1つの手ですが、できるならば...