わからないことだらけの独立開業に。脱サラや独立開業に関する疑問や不安の解決、役立つ知識や成功のためのノウハウ情報を発信しています。

脱サラ独立開業みんなの口コミ評判 > みんなが知りたい独立開業のこと > > ノンバンクでお金を借りての資金繰りはNG?具体的には何がマズイ?

ノンバンクでお金を借りての資金繰りはNG?具体的には何がマズイ?

起業・開業時当初に悩むのが事業を維持、拡大させていくための資金調達。銀行からも融資が受けられず思わず思いついたのが「ノンバンク融資」。でもいいのかなぁ・・・と思った時にどうすれば良いか?改めて会計にも明るいファイナンシャルプランナーの先生に解説してもらいました。

0037.jpg


経営している業種や職種によっても異なりますが、事業の開業資金や運転資金の確保というのは、経営者にとっても大きな課題の1つです。銀行や日本政策金融公庫(以下銀行とします)の融資が通らず、消費者金融やクレジットカード会社などのいわゆる「ノンバンク」からの融資を受けたり、検討している経営者の方もいるのではないかと思います。


特に経営者になったばかりの人の場合、ノンバンクからの資金繰りを実行した時のメリットやデメリットをきちんと知っておく必要があります。今回は会計事務所で勤務した経験を持つ現役のファイナンシャルプランナーが、起業・開業したばかりの経営者を対象に、ノンバンク経由の融資について、様々な角度から解説していきたいと思います。


ノンバンク経由の融資を行なった場合に予測できる事


あくまでも個人的な見解ではありますが、ノンバンクからの借り入れは、その企業の財政状態や経営成績をはじめ、信用面から見ても何か問題があるのでは?と懸念します。その理由としては、銀行からの融資が受けられない結果だからなのでは?といった予測が成り立つからです。


銀行からの融資とノンバンクからの融資を比較すると、利息を含めた融資条件に大きな差があります。一般的にはノンバンクへ起業・開業資金、運転資金融資の申し込みを行う前に、銀行に融資の申し込みを行うのが自然な流れです。ごく普通の経営者であれば、少しでも支払利息を抑えたいとも考えているはずです。


実際にそんな企業の貸借対照表や損益計算書、キャッシュフロー計算書などの数値を見てみると、企業としての財政状態や、経営成績といった財務状況を把握する事も可能です。銀行へ問い合わせてみても、第三者に対して融資情報が提供される事はありませんが、おおよその予測はつける事ができます。


負の連鎖になってしまうリスクを考慮しておくこと


ノンバンクからの融資は、銀行等に比べると基準が緩やかです。そのため余程の事がない限りは、容易に資金調達が行える反面、年利率が銀行に比べると極めて高く、大きな利益を上げ続けなければ借入金がいつまでたっても返済できない、いわゆる「自転車操業」の状態に陥ってしまいます。


更にノンバンクからの融資履歴は「信用情報」としても残るので、後々に銀行からの借り換えを検討している場合は、融資の実行が難しくなってしまう恐れも出てきます。1社から2社、2社から3社と、資金繰りが苦しくなったら容易に調達できてしまうノンバンクの仕組みを銀行等が嫌うためです。


まずは自分の立場に置き換えて考えてみて下さい。商品を販売したり、サービス提供に対する代金を、約束の期日までに支払ってもらえない場合、相手に信用を持つ事はできませんよね?いつまで経っても代金を支払ってもらえない場合は、きちんと回収できるか不安になってしまうと思いますし、最悪、貸し倒れという事にもなってしまいます。この「債権の貸し倒れ」というのは、経営者としては絶対に避けなければなりません。そのためには取引相手をよく見極めて判断する必要があります。


上記のような点が、銀行側が最も懸念している点なのです。つまり銀行は、融資した資金を無事に回収する事ができれば問題はないのですが、自転車操業になっている企業からの資金回収は難しいと考えます。無理に融資をすれば貸し倒れになるリスクも高まるので、結果として融資を見送るのです。


ノンバンクを利用するメリットはあるのか?


一時的な資金繰りが改善されるという点では、ノンバンクを利用するメリットはあるかもしれません。しかしながら、時の経過と共にメリットがデメリットになってしまう可能性も大いにあります。ノンバンクを利用する前には、税理士や中小企業診断士などの専門家へ相談するのが望ましい選択肢だと考えます。


副業で事業をつなぐといった選択肢も時には必要


経営というのは十分な自己資金を保有している状態で行うのが望ましいものの、思ったように業績が伸びずに、辛い時期を過ごす事もあると思います。自己資金が尽きてしまう可能性もあるでしょう。銀行であろうとノンバンクであろうと融資は「借金」です。これは必ず返さなければならないお金です。


資金調達の方法として「借り入れ」を選択するのは簡単ですが、本業とは別に、アルバイトなどの副業で「事業を繋ぐ」いう選択肢も考えるべきかもしれません。最終的な事業を成し遂げるためには、時にアルバイトなどの副業でつなぐ必要もある点を、決して忘れてはならないと筆者は感じます。


今回のまとめ


筆者自身も個人事業主として事務所を開業、経営している1人ですが、これまでを振り返ってみると、資金繰りに困った事は多々あります。しかしながら、ノンバンクからの借入という選択肢は一度も取ろうとしませんでした。


借金が膨らむ可能性が極めて高いと目に見えているだけに、家族を路頭に迷わせてしまう事だけは避けたいと思っていたからです。もし目の前に、確実に成功するようなビジネス戦略があるのであれば、融資資金を元手に事業を拡大していくのも一策なのかもしれませんが、何とかなるさ!というような考えで資金を借りるべきではありません。経営者は自分だけではなく、家族や従業員、その家族の人生がかかっているという事を決して忘れてはならないのです。


著者・SPECIAL THANKS


佐藤 元宣
独立系ファイナンシャルプランナーとして子育て世帯から年配まで幅広い年齢層と分野で様々な相談に応じている。地元秋田県でファイナンシャルプランナー普及活動や情報も積極的に発信。

合わせて読みたい関連記事
独立開業を検討している人たちが多く閲覧しているビジネスをランキング形式でご紹介。各ビジネスの特徴や違い、みんなのビジネスに対する口コミ評価などもチェックできます。
今人気の副業・サイドビジネスをランキング形式でご紹介。それぞれの特徴や違い、稼げる副業なのかなど、みんなのビジネスに対する口コミ評価などもチェックする事ができます。

地域からビジネスを探す