フランチャイズ加盟のロイヤリティーとは？

「ロイヤリティー（Royalty）」とはもともとは特許権、著作権などの使用料を指す言葉として使われていますが、フランチャイズや代理店ビジネスの場合では、ビジネスの企画元会社や本部に対して支払う「対価」の事を言います。

あなたがフランチャイズという形態でビジネスを始める際には、本部や企画元会社がこれまでに投資して培ってきた業務ノウハウ、システム、人的リソース、流通基盤、商標（看板）、特許などを借りる、利用させてもらう形で事業をスタートさせる事になります。これら事業全般に関するサポートを受ける代わりに売上の中から「ロイヤリティー」という形で本部や企画元会社に対して対価を支払っていくのが一般的です。

尚、具体的な「対価＝ロイヤリティー」は各ビジネスによって決め方の違いはあるものの、大きく分けると粗利分配方式、売上歩合方式、定額方式の3つのパターンが多くなっています。

フランチャイズビジネスのメリットは、事前に本部や企画元会社が一定の成功を収めたビジネスモデルを利用できるという点です。つまりビジネスがうまくいくかどうかを事前に実験してくれているものになりますので、あなた自身は自らの新規事業の失敗の確率を一定量減らす事ができるという意味でもあります。

逆にゼロからビジネスを企画し、自ら投資を行う事によって独立開業を目指すのも1つの手ではありますが、ビジネスが立ち上がるまでには意外と時間とお金、そして労力が必要になるものです。もし時間とお金、そして労力という面で余裕がないという場合には、このようなフランチャイズ型のビジネスをうまく利用して、生活を安定させていく、次なるビジネスに向けて投資資金を貯めていくという考え方も1つの手になるでしょう。